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ただ喜んでいること

市内のスキー場で、コスモスが見ごろということなので行ってきた。

コスモスが咲き乱れているスペースのその脇に、ドッグランがあって、
何となく、その中を眺めていたときのことである。

ちょうど、そのドッグランに一匹の柴犬が連れられて入ってきた。

その犬は、飼い主に連れられて、てけてけと、おとなしく歩いていた。
が、飼い主にリードを外されると、
うってかわって、まるで、はじかれたように駆け出したのである。

私たちは、その走りに、すっかり目が釘付けになってしまった。

前脚がグン!と力強く地面を蹴り出す。

その瞬間、空に勢いよく飛び出す犬の体は、
まるで何も怖いものがないみたいに、
一つのかたまりとなって、全てを空中に委ね、空と一つになっている。

そこから、後ろ足が素早く的確に着地をすると、
また力強い、前脚の蹴り出しが始まる。

その連続した動作が、目にもとまらぬ速さで次から次へと滑らかに繰り出されていた。
犬は、もう、とにかく、嬉しくて嬉しくて、たまらない、という様子で、
ものすごい勢いでフィールドを駆けまわっている。
その動作のすみずみに、喜びがほとばしり、あふれ出していた。

いや、喜びが、犬を動かしていたといってもいいかもしれない。

いつの間にか、見ていた私たちも、喜びでいっぱいになっていた。

思うままにのびのびと駆け、空や大地や、風と一体になった犬のその喜びを、
私たちも味わい、まるで自分も駆けまわったかのような解放感や、
自由自在感を感じ、活力を与えられていたのである。

誰かが、掛け値なしに、思う存分、のびのびと喜んでいる、
そんなところに、出会うことができるというのは、本当に素晴らしいことである。

誰かの本当の喜びは、何もしなくても、自然と、違う誰かの喜びに火をつけてしまう。

だから、ただただ、自分を本当に喜ばせていたら、いい。

改めて、そう感じさせてくれた出来事だった。

もし、誰もが、あの犬が走っていたときみたいに、
のびのびと、疑いもせず、信じきって、委ねきって、
制限なく、自由自在に、喜びのままに、
まるで気持ちのいい芝生の上で、大きく深呼吸しながら、
うーんと楽に手足を伸ばすみたいに、
自分の力を発揮することができたら、
地球は、本当に、生き生きした素晴らしい星になるだろうなと思う。

でも、きっと、もう、なりつつあるのだろうな。

今の私は、何だかそう思えるのだ。

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