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モジュッド②

この冬、村の祈り言葉が、
「ありがとうございます」から「宇宙神ありがとうございます」へと変わった。

その後、本物が出る、もうちょっとで出る、
奥では出ているけど、末端まで繋がっていない、ということを
数ヶ月間にわたって言われ続けていた。

そんなこともあって、
私が出る直前、村では作業の時間を区切って、合間合間に、
お祈りの時間を沢山設けていた。

先生は、これまでも、みんなのお祈りが本物になるよう、
あの手この手で色々と考えて下さってきたが、

その時は、「宇宙神ありがとうございます」のシールをじっと見つめる、
ということと、唱えるときに、鼻で息を吸って唱える、ということを教えて下さっていた。

私は、もうここでお祈りできるのも最後かもしれない、という気持ちだったので、
その方法を真剣にやってみよう、と思い実行していた。

二つの方法をミックスして、
お祈りの部屋にある、シールが貼ってある柱に対面して座り、
それをじっと見つめながら、
心の中で唱えるタイミングに合わせて、その呼吸法でお祈りをしていた。

無意識に唱えるのではなく、
一回一回、本当に本物を出す、そんな気持ちで唱えることが、
その時点では、大切なようだった。

そんなふうにしてお祈りしていたあるとき、
自分が、いつの間にか、本物の世界と対面していることに、気がついた。

不思議な感覚だった。

肉体の自分はお祈りの部屋に座り、目の前の柱に貼られたシールと対面していた。

でもその文字が書かれたシールの奥には、
奥と言っても、次元的な奥であって、物理的な奥ではないのだけれど、
本物の世界が存在していた。

このシールは、肉体の現実世界から、その奥にある、本当の現実世界へと
つながることの出来る入り口になっているみたいだった。

肉体の自分ではない自分は、
その奥にある本物の世界と対面していた。

その本物の世界は、本当の自分でもあった。

言葉でこれ以上どう書いていいのか今はわからないのだけれど、

本当に全てが一つ だった。

これまで「みんなが一つ」という言葉を耳にするたび、
うわべの個々のみんなだけをとらえて言っているような、
とても小さいものを感じ、違和感を感じることがあった。

でもその時感じた「全てが一つ」は、
本当に、これがそうなのだと、心から合点することの出来る、「一つ」であった。

それは、私には、
肉体の自分がどうこうすることとは、無関係に、
今この肉体の現実とは全く関係ないものとして存在しているように、感じられた。

今こうして、肉体が座ってお祈りしている現実や、
村での生活、それとは全く無関係なものとして感じられたのだ。

全く別個なものとしてあるにも関わらず、
それは同時に、「今ここ」にあり、
全く別個なものとしてあるにも関わらず、
なぜかそのことに、マイナスな何かを感じることはなかった。

この体験は、
私の中でまだうまく消化しきれていない。

でも、その時、
どこにいて何をするのか、それは関係ないことなのだ、と感じたことは覚えている。

そして、この時そう感じたからこそ、私は村を後にすることが出来たのだった。

本物の世界と対面し、本当の自分と対面した私は、
あふれ出すような、輝き出すような歓喜を感じていた。

幸せだった。

すべてが素晴らしく完璧だった。

何もいらなかった。

不意に、ありがとうございますが唱えたくなった。

私は喜びの中、
宇宙神ありがとうございますに、自分の全てを投げ入れるようにして、
夢中でありがとうございますを唱え続けた。

しばらく続いてから、
ふと、少しくらい真剣にお祈りをしただけで、
こんな境地に入り込めるわけがない、と気がついた。

宇宙神ありがとうございますは、そのために作られたのだ、ということに気がついた。

先生は、このために、
宇宙神ありがとうございますという道を、つけて下さったのだ。

普通ならば到底不可能なことを、可能にするために。

末端から本当の世界までの道をつなげ、
普通の人でも、本物の世界まで、さっと到達することの出来る、
大きな、広い道を、多分これまであったどの道よりも、
どこまでも長く、遠くまで伸びるその道を、命がけで通して下さった。

たった一人のお祈りの力で。

宇宙神ありがとうございますは、
先生がそのようにして作って下さった道であり、場だった。

宇宙神ありがとうございますというものが出てきて、
ありがとうございますの意味がなくなったわけではない、
ありがとうございますが、本来のありがとうございます、として機能するために、
この宇宙神ありがとうございますというものが、必要だったのだ。

だから先生は、命がけでそれをして下さったのだ。

ただただ、ありがたさに、涙が溢れ出た。

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コメント

あじさいさん☆彡

コメント遅くなってごめんなさい。

村では、本当にお世話になりました。

いろいろ助けてくれて、
いろいろ教えてくれて、ありがとう。

私にはない、いろいろな資質を持っている
あじさいのことを尊敬しています。

歩む道は、ちょっと違ってしまいましたが、
違っても、みんな一つ、
私もそう思えるようになりました。

ありがとうございます^^

投稿: mojud | 2016年6月28日 (火) 07時40分

村を出られからこのブログにアップされることを待っていました。とても嬉しいです。本心の自分がみんな一つにつながって何処にいても一つ自由自在と感じたとき唯々感謝しかありませんでした。いつもすべてのために命がけでお祈りして下さる先生のお祈りの凄さにありがたさ一杯です。

投稿: あじさい | 2016年4月25日 (月) 19時59分

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